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DJWarpの音楽の旅

テクノやDTM,DJ,Apple Musicなど音楽のアウトプット

DJの為のサウンドチェック術

DJ 音楽

クラブでDJをする時には営業前にサウンドチェックを行います。

実際に音を出して音の鳴り方を確認したり、機材を一通り触って問題なく動くかを確認するのです。

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DJがサウンドチェック時に確認すべきポイント5つをまとめました。

 

DJの為のサウンドチェック術

①ブースの機材チェック

箱(クラブ等イベント会場)に元から設置してある機材を使う場合は事前に機材の稼働状況を確認しておかないと、後からCDJのボタンを壊した…等と言われても困ります。キチンと確認しておきましょう。

CDJはプレイボタンが効きにくくなる故障が多いので必ず確認しておきましょう。

また、ミキサーのフェーダーに付いてるキャップも無くなりやすいので事前に外れてないか確認して、元から無い場合は事前にクラブ側と確認しておかないとトラブルの元になります。

クラブ側もイベントの主催者にケチを付けて機材台を払わしてやろう…なんて思っている訳では無くイベントに協力的な事が多いのですが、昨今の機材はとにかく値段が高い!修理代もバカにならないですし、翌日からのイベントで機材が使えなくなる訳にもいきません。

お互いの信頼関係を間違いないものにしておく為にはしっかり確認しておくことが大切です。

 

②音量のチェック

必ず事前にどのレベルまで音量を出して良いのかをチェックしましょう。

PAさんが付いているクラブならある程度のリアルタイムな調整を行ってくれるでしょうが、殆どの小さなクラブでは営業後に細かく調整する事はありません。

DJミキサーのマスターレベルが「ココまで!」とか宅ミキサーの「このラインまで!」とかクラブによってマックスの音量を決めていますので、絶対にそのレベルを超えないように確認をしておきましょう。

一旦営業が始まるとだんだんと大音量に慣れてきてテンションも上がってしまいボリュームを上げてしまいがちです。ミキサーの赤いランプが点きっぱなし!なんて事になってはいませんか?

ミキサーの赤ランプが付いてる様な状態では良い音がフロアに送られません。イベントの序盤では少し音を抑えてスタートするのがベストです。

決められたラインを超えてシステムを壊してしまう様な事があってはイベントも台無しですし、クラブやお客さんの耳に損害を与えてしまうかもしれません!

何よりもベストな音を届ける為にレベルはしっかりと確認します。

 

③フロアのサウンドチェック

実際に音を流してフロアでの聞こえ方を確認しましょう。全てのスピーカーから音が出ているのか?変なノイズが乗ってないか?

自分のよく知るトラックをかけてフロアでの鳴りを確かめます。

サウンドチェックでフロアに降りずに何曲かブースで繋ぐプレイだけやってOK!って言ってるDJがたまにいますがフロアの音を聞かずにサウンドチェックと言えるのでしょうか?フロアの音こそ表現の場ですぜ!

お客さんがフロアでどのように音が聴こえてるのか?を知らずにハイが良く出るシステムのクラブでハイのEQを無駄に上げてお客さんから「耳を殺す気かっ!ヘタクソ!」って思われないようにね!

 

実際にプロのDJはどのように考えてサウンドチェックを行っているのかをテクノDJのDJ WadaさんとQ'heyさんに訪ねてみましたので、後ほど紹介します。

 

④モニタースピーカーのサウンドチェック

DJブースにはモニタースピーカーが必ずあります。ますばモニタースピーカーからちゃんと音が出ているのか?をチェックします。

モニタースピーカーに低音のボリュームを期待してはいけません。またイベントが始まるとDJが交代する度にモニタースピーカーの音量もどんどん上がってしまいがちです。(特に下手なDJほどモニタースピーカーやヘッドホンモニターの音量を上げる法則があるように思う!気をつけて!)モニタースピーカーはフロアのスピーカーとは違い安価なアンプ等に繋げて鳴らしている事もあるので音量を上げる程解像度が落ちて余計にモニターし辛くなります。

 

また、モニタースピーカーとフロアから聞こえる音のタイムラグはどのくらいか?を確認する事も重要です。

フロアのメインスピーカーから出る低音がクラブの四方の壁にぶつかってボワンボワンと反射してブースに聴こえてきます。低音ほど音のスピードが遅く高音ほど音のスピードが速いので、特に低音が遅れて聞こえてくるのです。

遅れると言ってもほんの僅かな差なのですが、Sync機能を使わないアナログDJやCD,USBのDJにとってはとても大きなタイムラグなのです。音のスピードの違いからも耳でピッチを合わせるには高音で合わせるのがセオリーなのですが、家でキックの音でタイミングを合わせる癖がついてしまってるとクラブでのタイムラグに騙されて音がズレてしまいます。

メインスピーカーからの低音とモニタースピーカーからの音を聞き分けてプレイできるように、しっかりとモニタースピーカーの音の出方はチェックしておきましょう。

 

⑤前後のDJの流れや機材を確認

ひとえにDJと言っても、アナログ派、CDJ派、PCDJ派、iPad派?等スタイルは様々です。

特にPCDJはPCやコントローラー、オーディオインターフェースなどセッティングするスペースが必要です。前後のDJが使う機材やミキサーのどのチャンネルを使うか?などを事前に確認しておかないと、ターンテーブルの蓋の上に置いて用意していた機材が、アナログDJによって全て隅に追いやられてしまって、直前にケーブル繋いであたふた…となってしまう事があります。ちゃんと出演者のプレイを確認しておかないとこうなってしまいます、

アナログDJからすると、自分の機材の上に人の機材載せられたら邪魔ですし、逆の立場だったらどうでしょう?自分のPCの上に人のコントローラー載せられたら?いい気分はしないはずです。

 

また別のDJがやりにくくなってしまったり、機材を落したり無くしたりしてしまわない様にキチンと邪魔にならない所に置いて待機しておくなど配慮をしましょう!

 

【プロのサウンドチェック事情】

実際にプロのDJはどのようにサウンドチェックを行っているのか、テクノのDJとして全国のクラブや海外でのプレイ経験も豊富な大ベテランであるDJ WADA さんとQ'heyさんにコメントを頂きました。

 

DJ WADAさん

エンジニアさんを尊重して、リハでは出音とモニターの音に差異がないか、どういった傾向の音かをチェックしています。

お客さんがいない状態と入った状態でもまた音が違って聴こえるので、自分のプレー前のDJさんの音も参考にさせてもらっています。

 

Q'heyさん

現場によっては、低音の出方、高音の出方には、システムや周辺の環境的に限界(特に低音)があると思うので、あまり過度な要求はしないようにしています。

ただ、5kHzには注意をしています。
出過ぎると一番耳に痛い、フロアで会話がしづらい周波数になると思います。
ここを下げてもテクノ的な響きにはトータルで影響は少ないし、オーディエンスが耳が疲れてフロアを離れるということも軽減できるでしょう。
ブースモニターがイコライジングできる現場では、5kHz周辺を完全に下げてもらったりしてます。5kHz周辺の調整なら、どの現場でも対応が可能だと思います。

 

という訳で、お二人とも現場のサウンドの傾向を把握した上でプレイされているという共通点があります。現場の音を大きく変える様な要求をしないのは、各クラブがそれぞれのサウンドシステムや考え方により決めた音を尊重しつつ自分の色を出していくという事なんですね、興味深いですね。

WADAさんの言うようにフロアの音は人の入り具合によっても変わります。服装や人数により音の反響が変わるからですね。

細かくEQさばきを行うWADAさんらしく音の変化に敏感に対応する姿勢は僕らも見習う大きな価値があります!

また、Q'heyさんの言う5kHzを抑えるという話は、なるほど!と思いました。耳に優しく長くフロアにいれるように工夫しているんですね。

5kHzだと人のこと話し声も大きく被る帯域なので、大音量のフロアでもちゃんと声が通って聞こえて長居しやすいんですね。

是非ともDJはクラブの方の同意の元に調整をお願してみるのも良いですね。

 DJはクラブで少しでも良いプレイをする為にもサウンドチェックは怠ることなくしっかりやっておきましょう!

 

楽しむ為に・・

また、クラブに遊びに行く人は、沢山の機材によって音が出ている事を知っておきましょう。しかもその機材はとても高い!!

DJブースにお酒や水をこぼしたら、機材が壊れてしまいますっ!

ブースのDJにお酒をごちそうしようと、フロア側から機材越しにドリンクを渡したりするのはご法度ですぞ!

DJもドリンクは機材周りにおかないのが基本です!


大音量で聴くテクノは本当に最高です、マナーを守ってクラブでの音楽をガッツリ楽しもう!

さぁ!クラブへ行こう!

テクノの聴き方を掘り下げる②

音楽 制作

前回は四つ打ちのテクノを「裏」でリズムに乗る事でグルーヴを強く感じることができる事を書きました。

djwarp.hatenablog.com

 

今回も引き続きテクノの聴き方を考えていきます。

普通に聴けばイイじゃん!って思うかもしれませんが、テクノはとても機能的な音楽の側面を持っていて、クラブで大音量でDJがプレイしお客さんが踊る事を前提に作られている曲がほとんどです。そのツボを押さえて聴く事で楽しみ方が増えていくのがテクノの面白さの一つなのです。

今回のテーマを頭に入れてテクノを聞くと楽しさ倍増しますぜ!

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今回のテーマは

②DJミックスを楽しむ!

 

当たりまえやん!って話しですが、DJがMixする事を前提に作られている音楽なので、DJがプレイして初めてその機能的な作りが活きてきます。

 

そもそも何でMixするのか?

それはプレイしている曲を止める事なくグルーヴを維持したまま次の曲に移る事を繰り返す事で大きな流れを作り、ストーリー性のある音楽の流れを作ったり、ひたすらDEEPな世界に引き込んだりする為です。

YouTubeで動画みてたら途中で広告入ることあってイラッってしますよね。流れを断ち切らないということはとても大切なんです。

曲の速さ(BPM)が曲ごとに変わると踊りにくいし、流れが変わってしまうので曲の速さを揃えてプレイするのもMixの目的の一つです。

まるで素材の組み合わせによって料理を作っていく様な感覚です。

DJによって薄味が好みであったり、濃い味のメインデッシュ多めだったり、箸休めの小料理があったりと多種多様な世界観を生み出す事ができるのが、DJ Mixの面白さなのです。

 

テクノの1曲1曲はMixにおける素材の様な要素を持っています。

Mixされる事を前提に作っているのでほとんどのテクノは序盤と終盤はMixしやすいようにリズム隊メインで作られています。序盤や終盤は別の曲と混ざっている時間なので急展開や変なブレイクは殆ど無いようにできています。

Mixされることで曲の面白みが増すのですが、Mixには曲と曲の繋ぎの部分を楽しむミクロな視点と、何曲もMixする事でDJがコントロールしようとしている大きな流れを楽しむというマクロな視点、の2つの面白さがあります。

 

②-1 Mixの繋ぎ目を楽しむ!

ジャンルやDJによって1曲のプレイ時間が全然違いますが、ココでは2曲のテクノをジワジワMixする話をします。(EDMとかだと1分位でポンポンMixするみたいですし、Deep Houseだと何分もかけてゆっくりMixするロングミックスも珍しくありません。)

 

四つ打ちのテクノは一曲大体6分〜8分位の尺でできています。それをどんどん繋いで行くので実質一曲あたり3〜5分位がプレイされている時間になります。

Mixは4小節から32小節くらいかけて行われる事が多いですが、気持ちのいいMixは8小節、16小節、32小節の物ですね。ロングミックスだと64小節Mixしっぱなしって事もあります。

1小節とはザックリ言うと、4つ打ちの曲でバスドラムが「ドン!ドン!ドン!ドン!」って4回なる間を指します。

 

ゆっくり音が混ざりながら、アレ?いつの間に変わったの?って具合にナチュラルにMixだと踊っていてもとても楽しくて、どんどん気持ちよくなってきますよね。

最近はデジタルDJがほとんどなので、下手なアナログDJがよくやるバスドラムがズレて「ドドん!ドドん!」って汚くMixされているのを聴く事は少なくなりましたが、リズムがズレてしまうと、それまで積み上げてきた物が一気に崩れてまた最初からグルーヴの積み直しになっちゃうので、リズムが崩れない事はとても大切な事なんです。

 

テクノではバスドラムが曲の主導権を握っています。例えるならバスドラムがご飯で上物の音はオカズみたいな感じ。ブレイクに入るとバスドラム(ご飯)が抜けてオカズばっかになって、あーご飯が欲しい!あーー!ご飯が欲しーーーっ!ってなってからの、ドーン!ってバスドラムが入ってくると、ご飯キターー!ってなって盛り上がるんです。

 

Mixにおいて曲が入れ替わる瞬間とはバスドラムが入れ替わる瞬間でもあります。

主導権を次の曲に受け渡すのはバスドラムが入れ替わる事で確実なものになります。

 曲のMixはほとんどが高音から混ぜていきますので、Mixが始まるとハイハットなど高い音が重なってフランジした状態に聞こえてきます。

 ジワジワと高音と中音がミックスされて、最後に低音のバスドラムが入れ替わると曲の主導権がMixされた新たな曲へと移っていきます。

上手いDJは4小説とか8小節のタイミングに合わせて音を混ぜたり、音を大きくしたりして、あたかも曲の展開のようにナチュラルにMixします。

Mix部分では思い切りの良し悪しや楽曲の理解度が垣間見えます。

あ!Mixが始まったかな?と思ったらどのように曲の主導権(バスドラム)を移すのかに注目していくとそのDJの個性が感じられてMix聴くのがとても楽しくなりますぜ!

バスドラムの入れ替えはMixにとってとても重要な場面の一つです。せーのっ!でドン!と入れ替えたりジワァ〜っと入れ替えたり音が抜けるタイミングに合わせて入れ替えたり曲や場面やDJの好みでやり方が違うので是非注目してみて下さい!

「あー、このDJは繊細にMixするから細かい性格なのかな?」とか、「大雑把だけど勢いよくMixしてるから、迷わず決断力と実行力があるタイプなのかな?」と性格を妄想するのもオススメ!何故か女性DJの方が男らしく、バッサリ前の曲を切ってタイトで小気味良いMixをする方が多い気がします。

前の曲を切るに切れなくて、変なタイミングでフェードアウトするような女々しいMixは男の人に多い(全体の数が男の人が多いので当然ですが)気がしますね。女々しいぞ!男どもめ!

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②-2 Mixの流れを楽しむ!

Mixの瞬間を楽しめるようになったら全体の流れに目を向けて行きます。

ずーっと同じテンションで曲が流れるだけでは楽しくないので、DJは意図的に流れを作ります。お客さんの反応を見て方向性を見極めて「もー少し引っ張るか」とか「ちょいとサゲて展開作るか」とか考えて選曲をしていきます。

DJはストーリーのあるプレイを目指しているはずので、聴く側としてはその意図を推し測る事ができます。

何故DJは次の曲にコレを選んだのか!?

何を考えているのか!?

を考えてみるのも面白いです。

テクノDJの田中フミヤさんの頭の中をわかるようにしたDVDが発売されていて、コチラでチラリと見れます。彼が何を意図して選曲しているかが解ります。メッチャ面白いです!

youtu.be

 

DJは意図的にサゲたり、アゲたり、色を変えてみたり、キープしてみたりと基本お客さんの反応を見ながら展開を作っていきます。

ハードな曲に注目が集まり易いですが、アゲっぱなしでは単調で飽きてしまいます。必ずサゲて行く場面も出てくるのですが、どの位サゲていくのか!?ゆーっくり落とす人もいれば、急にサゲて急速にクールダウンさせる人もいてDJのセンスの見せ所でもあります。

「あ!サゲに入ったな!」と解ると、流れを作ろうとしている意図が垣間見えて「なるほど、フロアの温度を落とす気だな!さて、では次の一手はどうきますかな!?」とDJの心理を妄想しながら踊るのも楽しいよ!(本当はそんなこと考えずに頭カラッポで踊るのが一番気持ち良いんだけどね)

流れが変わる瞬間も見逃せません!ミニマルから急にパーカーッシブな音数の多い曲に変わったとか、ハウスっぽい曲からプログレっぽい曲に変わったとか分かりやすい方向転換もあれば、流れのスムーズさを重視して少しずつ角度を変えていくやり方など、DJの個性や局面で色々な選択肢があるので十人十色の流れを楽しめる訳です。

歌物ハウスのDJなら歌の歌詞繋がりだったり、意味繋がりでプレイを進めたりとジャンルによって選曲の切り口も変わるのが面白い所でもあります。

 

Mixを楽しむのは、テクノに限らずダンスミュージック全てに当てはまりますが、特にテクノには「ひたすら音が繰り返され踊る」部分に特化していて1曲1曲をパーツと捉えてプレイしていけるので、Mixによって生み出される小さな変化やうねりを大きく捉えて楽しむ事ができるんですよね。

シンプルな繰り返しの中、Mixによって生まれるグルーヴに神経を研ぎ澄ませていくと内側から溢れ出るような気持ち良さを感じる事ができますぜ!

 

まとめ

野球を単に「実力のぶつかり合い」と見るよりも「頭脳戦」の側面がある事を知っていて見るほうがより野球を楽しめるように、テクノも聴き方の切り口を増やすと楽しさが倍増するんです☆

 とはいえ、そもそもテクノは余計な物を無くしてシンプルに「気持ち良さ」を追求してきた音楽です。難しい事をグダグダ考えなくでも繰り返されるリズムに身をまかせればそれで十分!頭カラッポが一番楽しいしね!

特に大きな音で低音の振動を身体に感じて聴くと、遺伝子に刻まれた衝動が目を覚ますことでしょう。

よし!クラブへ行こう!

テクノの聴き方を掘り下げる①

音楽 DJ

テクノ大好き~!

テクノといっても種類が沢山ありますが、ここでは4つ打ちのクラブミュージックのテクノの話をしたいと思います。

テクノはひたすらドンチードンチーの繰り返し。

この繰り返しが高揚感であったり浮遊感を与えてくれます。

テクノは踊るにも良し!ドライブで聴くも良し!仕事や作業しながら聴くにも良し!

うん!テクノ最高!

 

普通に聴いていても楽しいテクノですが、切り口を変えて聴くと違った楽しさも見えてきますので、いくつか紹介していきます。

ポケモンgoで忙しいので今日は①だけ!

 

①ウラで踊る!

テクノを聴いて踊る時に殆どの人はバスドラムの「ドンッ」って音に合わせて踊っていると思います。「ドンッ・ドンッ・ドンッ・ドンッ」って音に合わせて身体や首を動かして踊ったりノったりしますよね。

以前クラブでフロアの後ろの方から踊っている人をぼーっと眺めていたら、ある外国人だけ皆と違う感じで踊っている事に気が付きました。

よく観察するとその人は「ドンッ」のバスドラムではなく、「ドンッ」と「ドンッ」の間になっているハイハットの「チー」という音に合わせて踊っている事に気が付きました。

いわゆるウラ拍ですね。

「ドンチードンチー」の「チー」の部分に合わせて踊っていたのです。

僕もやってみました!「チー」に合わせて踊ってみると・・「何だコレ!!全然違う!!」

驚きました!!!

同じ四つ打ちの曲なのに、ウラで踊るとハイハットに合わせて踊る事になるので、特にハイハットが跳ねてる(スイングがかかっている)曲は感じるグルーヴ感が体感で2倍ほど違います!(当社比)

ディープハウスやテックハウスなどでは極端にハネてるハイハットが入ってたりするので面白さが倍増します。

ハイハットの細かな強弱の差や音のスキマの差に気がつくと更に楽しさ倍増!

 

ウラ拍で踊ると曲のグルーヴを全開に感じる事が出来るので、クラブで是非試してください!「ドンチー・ドンチー」の「チー」の部分に合わせてリズムを取るだけ。身体が慣れるまではぎこちないですが、慣れると調楽しい!

ヘタなDJがプレイしていてもアラ不思議!ウラで踊ると曲の良さが2倍に引き出されて楽しくなります!

フロアでぼーっとスマホ眺めてるつまらなさそうな人に教えてあげてください。

ウラで踊ると些細なハイハットの変化やタメがダイレクトに感じられてジワジワと身体の内側から気持ち良くなるようなグルーヴを感じる事ができます。

 

更にウラのハイハットの音が16分で2回の場合、つまり「ドンチチ・ドンチチ」と聴こえる「チチ」の部分です。この「チチ」と2回なっているハイハットが入っているテクノがあったら「チチ」の音の「チとチ」の間のスキマに注目して下さい!

音の間のスキマなので時間で言うと本当に0.0何秒の細かな差なのですが、とても大切なんです!

2回目の「チ」の音を少し遅らせる事でとてもグルーヴィーになるのでこのスキマに注目して踊るとさらに楽しく踊れます!

「チチ」は素晴らしいぞ!

 

さらに腕の立つウラ拍の気持ち良さを熟知している素敵なDJであれば、飽きないよう裏の音をEQやフィルターで細かく変化をさせてくれたりします。ウラで踊るとこの小さな変化が大きな変化に感じられてとても気持ちがイイんです!

 

ウラ拍で踊る事ができれば音楽も楽しくなって、沢山踊ってカロリーも消費して良い事ずくめ!(すぐにビールが飲みたくなるけどね!)

さぁ!クラブへ行こう!

 

外国人から学ぶ押しの強さ

音楽

テクノを通じて海外の人とやりとりしてると「コイツ押しが強いな」って感じる事が多くあります。

これまでの経験において日本人と外国人のテクノアーティストの間に特に違いを感じるのは「押し」の強さです。1億2千万人の国民性を一言で語る事など出来ないのは承知の上ですが、多くの日本人に比べて外国人の方が押しが強いのは確かです。

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僕は海外や日本のテクノアーティストからデモを受け取って、良い曲はリリースに向けてアレコレとアドバイスをしたり、リミキサーの手配をしたり、マスタリングをしたりと動き回ることがあります。(ほとんどおせっかいですけど。。)

僕自身も海外のレーベルにデモを送ったり、MIXの提供をしたりと世界中の様々な人たちとコミュニケーションを取ってきた中で強く感じるのが外国人の「押しの強さ」です。

 

①自信を持って自分を売る

海外のアーティストはグイグイ自分をプッシュして来ます。

「ホラできたそ!ホレ!新しい曲だ、リリースしたいだろ?」ってな具合に自信満々に自分の曲を披露します。

「自信は無いのですが・・もし気にいって頂ければ、こちらのレーベルからリリースさせて頂けると嬉しいのですが・・」なんて感じで送ってくるアーティストはいません。我々も彼らのように自信を持って堂々と自分の曲をプッシュしていきましょう!

正直、自信がなさそうに自社の製品を売る営業マンは失格ですよね。

自信を持って自分の良いところを売り込みましょう。

 

②意外と謙虚。提案も忘れない。

しかし、自信を持って曲を送ってきても曲のクオリティが満たない場合は僕はしっかりとネガティブな意見を伝えます。

さぞ自信がある様であったから傷つきはしないだろうか・・なんて思ってた事もありましたが、ほとんどのアーティストは驚くほど前向きで謙虚です。「OK!フィードバックありがとう!またレーベルの音に近いテクノが出来たら送るぜ!」と何度でもチャレンジしてきます。

しかも、「この曲とあの曲に☆☆(超大物アーティスト)のリミックス足して3曲入りでEPにしたらカッコいいEPになるんだけど!」のようにグイグイ提案をしてくるので、気をつけなければついつい相手のペースに飲みこまれてしまいます。

 

③自分で自分のチャンスを広げる

海外から日本でDJをしたいから呼んでくれというメッセージも良く受けます。

「僕は東京に住んでないんだ」と返信すると殆どが音沙汰なくなりますが(笑)

いずれにせよ、海外から「日本が好きで好きでたまらないんだ、日本でプレイするのが夢なんだ!」とDJMIXのリンク付きで猛アピールをされても悪い気はしません。もしタイミングや条件が合えば誰かに紹介してあげたいと思う事もあります。

チャンスを広げたければ自分から動け!って事ですね!だって猛アピールが失敗したって仕事を失う訳でもなし、たいしたデメリットもないんですから。

 

日本のテクノアーティストもガンガン強い押しで海外に飛び込んでいきましょう!それに別に海外に!って訳でなくても国内にも素敵なテクノレーベルが沢山あります。やり方一つで負けてしまいたくなんかは無い。作ったら遠慮なくデモを送り続けよう!

 

参考までに以前の記事を。

djwarp.hatenablog.com

 

④セルフプロモーションが上手

もうひとつ一番の違いを感じる事は、海外のアーティストの”レーベルからのリリースはあくまで「手段」にすぎない”という感覚かもしれません。自分のリリースは自分でリリースしたいレーベルを決めるし、プロモーションもレーベル頼みではなく自分でもしっかり行うというスタンスのアーティストが多いように感じます。

特にプロモーションに関しては、日本、海外問わず、しっかり自分で自分をプロモーションをしているアーティストは着実にステップアップをしている様に思います。

テクノはBeatportで毎日数百曲がリリースされています。そんな中で自分の曲が何もせずに目立つ訳もありません。しっかりと「予告」「告知」「ストーリー」などを織り交ぜてプロモーションを行っているアーティストの方が多くの人の耳に届く可能性があることは言わずもがなですね。

実際に積極的にSNSでの告知をしているアーティストのリリースは成功を収めた事がありました。

 

⑤フランクにお願をする

「え?君は。。誰だっけ?」みたいな人から、かしこまった挨拶や定型文など無しにいきなり「ハロー!リミックスやってみない?」みたいなメッセージを受ける事があります。

知り合いとも呼べないような繋がりなのにイキナリこちらの懐に飛び込んでくる潔さ!友達の友達はみなトモダチ!と言わんばかり!

こんなに気軽にお願いをされると僕は・・100%受けます(笑)

テクノを愛する者としてあくまでもフラットな関係で気軽にお願いできる世界って、ああ素晴らしい!と思います。

まぁ、だいたいそんな奴はいつリリースするかも知らせないままいつの間にかリリースされてた・・ってな事になってる事が多いんですけどね。憎めません。

 

 

このように外国人の押しの強さは、僕らも見習うべきものがあります。

 

僕はテクノを作り始めた時は公開などに消極的でしたが、別に仕事でもないし失敗してもいっかーと開き直って外国人の押しを真似てグイグイ「押し」を意識してやってたら世界が一気に広がりました。

いくつかのタイプの「押し」がありますが、ただ単純に外国人のマネをすればいいって訳ではありません。日本人の繊細さと、この押しの強さの両方を使い分ければチャンスは必ず広がります!

 

さぁ攻めよう日本のテクノ。

良いDJの条件とは

DJ 音楽

むかしクラブである有名なPAさんから

 

「良いDJってのは”女の子”を踊らせてるもんだよ」

という話を聞いた事があります。

曰く、長年PA宅の向こうのフロアを見続けて気がついたそうで、女の子の方がDJのプレイする音楽に純粋に素直に反応する事の方が多いとのこと。

当然、傾向の話なのですが、確かにクラブで踊ってる女子の方は音楽に向けている感性がとても高い人が多いように思います。

そして、フロアで踊っている女の子が増えてくると男もどんどんフロアに増えてくるそうな。

うん、これは納得できますね(笑)

 

たしかに耳の肥えた女子を踊らせるDJは良いDJの条件の一つなのかも知れません。

DJは女の子を踊らせろ!

 

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「良いDJ」とはいいプレイをする事は当然ですが、他にも切り口は色々あります。

お客さんからすれば

・期待を上回る音楽と雰囲気を作り出して最高に楽しませてくれるのが「良いDJ」

同業者のDJからみれば

・選曲や繋ぎのテクニック、オリジナリティーがあるプレイをするのが「良いDJ」

主催者側から見れば

・集客力があって自分の役割をしっかり果たす事ができるのが「良いDJ」

クラブ側からすれば

・お客さんを沢山呼べてマナー良くて、挨拶も出来て機材を大切に扱って、ブースでドリンクこぼさないのが「良いDJ」

 

良いDJになる為にはこれらを全て満たさないといけません。

そう全てを!

 

音楽の部分はDJなので努力するのは当たり前ですね。

実際に現場でうーん、難しい!ってなるのが集客の部分だと思います。

フライヤーに名前が載るだけで勝手に人が集まる大物DJでなければ必ず立ちはだかる問題です。

 

これまで色んな都市で「良いDJ」を見てきましたが、やはり良いDJにはジャンルを問わず共通する点があります。

「コミュニケーション能力が高い」という点です。

しっかりと営業ができる為にはこのコミュニケーション能力が最も大切です。

 

頭に浮かべた「良いDJ」に共通すること

・よく笑う

・人の名前や顔をちゃんと覚える。

・音楽だけでなく話題の幅が広い

・人を楽しくさせるのが好き

・自分の意見をしっかり持っている

・人の話をよく聞く

・質問が上手い

・イベントをガッツリ楽しむ

・いつも楽しそう

 

といった共通点が浮かび上がります。

つまり「人」として面白味のある魅力的な人がお客さんを呼べるわけですね。

よく考えたら当たり前の事ですが、「人」との繋がりを大事にしてドンドンと広がりを増やしていける人が「良いDJ」として残っていくわけです。

 

僕自身はコミュニケーション能力が高い方ではないので、この事の重要性は本当に身に沁みて分かります。ただただ音楽を追求するだけでは不十分なんです。

SNSの時代になって便利な世の中になりましたが、SNSでの告知やDMだけでは全然ダメなんです。ちゃんと人と向かい合って話をして自分を知ってもらい、人を知る努力をしなければ。しかもそれを意識なくできてるのがコミュニケーション能力の高い人たち。

ぐぬぬ・・コミュニケーションに苦手意識があると、彼らのようにサラリとは出来ません。。しかし彼ら・彼女らに学ぶことは沢山あるはずです。

まずは出来る事から、、全力でイベントを楽しんで、楽しそうに周りの人と仲良くなるところから初めてみよう!

 

他にも、僕が思う良いDJの条件は

・自分のプレイを楽しんでいる

・フロアに注意を払っている事が分かる

・DJ中も、他人のプレイでも踊る

・強い意志やこだわりが感じられる

・イベントの流れや時間帯にあったプレイができる人

 

などが挙げられます。

DJで人を踊らせたいハズなのに、ノリノリでもなく、ずっと下を向いて踊りもせずに、意図のわからない縦横無尽なプレイをするDJほど面白くない物はありません。

ずっと下向いてるとフロアの温度を確かめながら選曲してるようには見えません。フロアの様子を感じとって選曲しているDJは必ず様子を気にしています。

自分のプレイで踊ってるDJは僕は大好きです。DJが踊りながらプレイしているとグルーヴが違って聴こえるから不思議です。棒立ちでPCの光を浴びてつまらなそうな顔がフロアから丸見えになってるDJさんは要注意ですぞ。

 

DJのこだわりはとても大切だと思います。

ファッションであったり、アナログへのこだわり、機材へのこだわり、テクニックのこだわり、曲の流れを作りこむこだわり、、など何かしらのこだわりが無い事は魅力の一つを欠く事になります。

 

キャリアを積み始めたDJはイベントのオープニングにプレイする事もあると思いますが、ここでは自分の色を前面に出さずに、しっかりと「オープニング」の役割を果たす事が重要です。

いきなりお客さんが入っていないフロアにガンガンのアッパーなトラックをプレイされても雰囲気ブチ壊しですし、せっかく序盤から来てくれた人もピークタイムまでの体力を考えるといきなりガシガシに踊るわけにはいきません。

抑え目のプレイでゆっくりとフロアの雰囲気を温めて、身体を自然に揺らしたくなるような気持ちのいいプレイを目指すべきです。

ここでしっかりと役割を理解したプレイをしていけばオーガナイザーや、早い時間から遊びに来ている本当の音楽好きの人の目に留まることになるでしょう。

 

特に、まとめたかった訳でもなくだらだらと書きましたが、つまりは、現場に足を運べって事ですね。さあ、クラブへ行こう♪

DJ MIKUさんのアルバム! 『Basic & Axis』

コチラのRAの記事にも取り上げられている様にDJ MIKUさんがアルバムをリリースしました!

jp.residentadvisor.net

 

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DJ Miku New Releases: Basic&Axis on Beatport

DJ MIKU

1980年代初頭に東京のナイトクラブ「ツバキハウス」「ツバキボール」にてDJのキャリアをスタート。

パンク、ニューウェーブ、エレクトロ等のDJ歴の変遷を経て、1990年より、エレクトロニック・アンダーグラウンドスタイルのイベント・パーティーにDJ活動の拠点を移す。1992年-1996年に開催されていた、ウエアハウスパーティー「Key-energy」のレジデンツDJとして各地でプレイ。
「RAINBOW2000」「BIG CHILL Enchanted Garden」など国内外の数々のフェスティバルにも出演。1996年Hideo Kobayashi、DJ Natsuとのユニット、LOTUSで゛Kasumi exprience"をリリース。その後、国内・海外のレーベル(ns-com、Pussyfoot、Pickin'mushroom、blank records、WC recordings、Music mine、Hypnotic Room)

等から 個人名義の作品をリリース。 WOMB、Club Citta'、野外などで開催されるテクノ・イベントCYCLONEのレジデンツDJ、Blank records、ElectricPunchesなどのレーベルの設立。アーチストプロデュース、楽曲提供などマルチな活動を展開してきた。

 

数え切れないほどの経歴を持つベテランのDJ/ProducerであるDJ Mikuさんの初のソロアルバムが5/25にオーストラリアのHypnotic Roomよりデジタルリリースされます。8月にはアナログでのリリースの予定もあるそうなのでアナログでのプレイを視野に入れてる方はしばしお待ちを!

 

このアルバムを制作する為に半年間仕事をキャンセルし、半年間かけて14曲を制作しこのアルバムに収める為に8曲を厳選したという!本人曰く「全てにおいてテクノ漬けになった夢のような半年間」という言葉に表れている様に、長いキャリアで積み重ねてきた全てをテクノに注ぎ込んだような鳥肌モノのテクノが詰まっています。

ストーリー性や世界観を考え抜かれた構成で聴かせてくれる最高のテクノのアルバム!

 

これはぜひアルバムを全曲通して聴いて頂きたい!

アルバムを聴いて僕が個人的に感じた想いを書き綴ってみました。

 

1曲目のBug Hypeはいわゆるドンチーのテクノとは一線を画する、ディレイでリズムを操っているテクニックは必聴!これはヤバい!新しいテクノの予感!
透き通った山の上の様な空気感を突きぬける高音のパーカッションとうねるベースに
キックのコントラストがさっそくこのアルバムの期待感を携えてやってきます。
緊張感あるFXとチャイムのような音色がどんどん聴き手を深い世界へと誘います。

 

2曲目のJunk Swordは四つ打ちではない曲ですが、これぞアルバムの醍醐味!先ほどの流れを組んでいる部分もありながら新しい世界へとリスナーを引き込んでいきます。美しさとカオスな世界の両方が一つに重なりあったような深い世界観が垣間見えてきます。うーん!気持ち良くて緊張感のほとばしる夢の世界にような心地よさよ!

 

3曲目のFlying Ringo ミニマルな低音の効いたキックとベースが淡々と進みますが、全曲が四つ打ちで無かった分、余計にこの延々と続くミニマル感にハマってしまう!これは本当に曲順が活きている!!延々と淡々とこの世界が続いて行くようにこの曲も繰り返しの中に変化を見出しながら展開をしていきます。音数は決して多くは無いのに引き込まれるーー!!このグルーヴ感は何故うまれるのか!長年のキャリアがベースにある事が大胆かつ巧妙なミニマルを生み出している事はきっと違いありません。

 

4曲目のUndercover of Detroit Darknessは美しいオープニングから始まる早めのテクノ!中盤からの耳に真っすぐ飛びこんでくるシンセのメロディー!大胆に心の真芯を狙い撃ちするかのように飛び込んできます。良く聞くと部分部分にグリッチ的な処理がされていたりと細かい表現の積み重ねも層の厚みを生み出しています。

 

5曲目Acid Line はディレイ感が物凄く気持い上モノに注目が集まります。しかしそれを支えるリズム隊もあなどれません!カッコいい!!!!こんなに少ない音の構成でシンプルに作られているリズムの気持ち良さったら!!!とにかく繰り返せば繰り返す程気持ち良くなる、ドーパミンがジワジワあふれ出るような感覚に陥ります

 

6曲目のStride AheadBPMがゆっくりめになって、ここで一休みといった良い流れに!ザラザラとした空気感のなかで音の粒の小さな動きがやがて大きなうねりとなり、なぜかBPMがだんだん早くなっている様な錯覚を覚えます。これが音の積み重ねの妙技!ブレイク部分のディレイがまた本当に気持ち良い!!終盤に向けて音が減っていくところも聴きどころです。音が減ってるのにグルーヴはキープされているような曲がもっているエネルギーの一体感の持ちの良さが際立って聴こえました。

 

7曲目のSwan in the Lake いよいよ終盤へと向かってきました。混沌とした世界から徐々に生み出されるリズムの立体感が異次元の旅をリアルに感じさせてくれます。ずっと鳴っていたベースが無くなった時の不安感からのベースの復活!時々刻々と音の加減が変わって短い時間と長い時間が共存しているような感覚を感じました。アルバムならではの曲の振り幅!そしてこの曲順が次の曲へのステップともなっています。

 

8曲目のGolden Bough 、遂に最後の曲にたどり着きました。少し早めのミニマルなテクノ!キター!!うぉぉぉ!!!!音の強弱や音の入り方がもう普通の域を超えて脳に直接訴えかけてくるようなセンスの塊!前の曲は緩やかでしたが、ここで最後にきたソリッドなミニマルが一気に緊張感を高めていきます。アルバムでありながらしっかりDJでもプレイできるグルーヴ感を兼ね備えた本物のミニマルテクノです。ピンクフロイドのアルバムを聴いた時の様な衝撃を受けました。

 

あぁ!あっというまにアルバムが終わってしまった。

いわゆるテクノにありがちな単調なドンチーの繰り返しはこのアルバムの中にはありません。どのリズムも極限に精査されたであろうストイックに選び抜かれた音のみがうねりやグルーヴを生み出して独特の世界観を生み出しています。

なんと深いアルバムなんだろうか。

このアルバムを聴くとテクノはまだまだやりつくされてなかった!と感じます。唯一無二のオジリナリティーを生み出すエネルギーはどこからきたのか?

色々な思いを頭にめぐらせながら聴くと更なる発見が見いだせるでしょう。

 

ビートポートのリンクはコチラ!

DJ Miku New Releases: Basic&Axis on Beatport

リスペクト!

Apple Watchを買うべき5つの理由

今回は音楽あまり関係ないけど。

3月の終わりにApple Watchを買いました!

Sportのブラック42mmです。ソフトバンクのキャンペーンで安くなるというので下調べもせずに勢いで買ったのでした。

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使い始めて1カ月半程経って気がついた事があります。

Apple Watchってとっても便利なんです!

無くても全然困りません。

下調べもせずに、何も知らぬまま「お!小さいiPhoneみたいなものか!?」と購入したため、実際の使用感のギャップに衝撃を受け、ちょっとやそっとじゃ凹まない強靭なメンタルを手に入れる事ができました!Apple Watch すごい!

 

以下、買うべきメリットをまとめてみました。

 

Apple Watchを買うべき5つの理由!

①時間が分かる

なんと!Apple Watchは時間が分かるのです!

しかも普段は真っ黒なディスプレイが、手首をひねって時計を見る動作をするだけでディスプレイに時計が表示されるすぐれもの!

時々反応が悪く何度も腕をひねる事がありますが、お腹周りの脂肪が気になり始めた僕にとって何度も行う手をひねる動作は最高のカロリー消費運動で一石二鳥なのです!

腕をひねらないと時間が表示されないので、時間を気にしてる雰囲気を出さずに時計を見る事が難しいのも良いところです。

会議や商談中に何度もあからさまに腕を動かして時計を見つめる事で「次の予定が入ってて忙しい感」を出して仕事をスピーディーかつ空気を読まない感じで進める事ができるかもしれません。

 

②万歩計になる!

Apple Watchを身に付けて歩くだけでその日に歩いた歩数を記録してくれます。

そもそも万歩計が欲しくてApple Watchを買ったようなもの。

歩数を気にして運動量を増やす事でダイエットにもなるし、日々の健康管理もこれでバッチリ!

iPhoneに勝手にインストールされている「ヘルスケア」というアプリで日々の歩数の確認ができます。こんな感じ。

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コレで歩数が記録されて痩せるぜ!っと思ってデータを眺めていたら・・

あれ?Apple Watchを買う以前のデータがある・・??

知りませんでしたが、iPhone自身にも振動を感知し万歩計として使う機能があり、勝手に記録までしてくれるそうです。iOSをアップデートした時に設定をしたのか?覚えてないけど、いつの間にかそんな事ができてたそうな。

そう。Apple Watchが無くてもiPhoneだけで万歩計になるのです。

あれ?じゃあ、、Apple Watchなくても良くね??

イヤイヤ!

しっかりと腕に巻いた時計が歩数をカウントしている事を意識して腕を大きく振って歩く事で、カロリーの消費に結びつきます。

万歩計アプリも入れましたが、歩数を表示されるまでのタイムラグがあり、何歩歩いたかな〜?というワクワク感を萎えされてくれます。 この小さなガッカリを積み上げていく事こそ人間の生き様を強く、太くする事ができるのです。言ってみれば修行のような事が腕の中で簡単にできてしまうApple Watchは本当に凄い!


③通知が便利!

ポケットに入れたiPhoneを取りだすことなくメールやメッセンジャーの通知がApple Watchで表示されるので、チラリと腕をみるだけで大よその内容が把握できます。

いちいちポケットやカバンからiPhoneを出して確認する時間が短縮される為、時間の無駄が無くいち早く情報を得る事が出来るのです。

簡単な定型文の返信もApple Watchから出来るので、電車の中とかで取り急ぎ「OK」みたいな簡単な返信を送る事も一瞬でできます。なんと時間の無駄のないことでしょう!

特に「ゆれくる」などの通知は一刻を争う情報なので腕時計に通期機能がある事はとても便利です。ただ、Bluetoothの範囲が届く個所にiPhoneが無ければいけませんが。

色々な通知は便利ですが、アプリによっては詳しく内容を見ようとすると結局iPhoneを出す羽目になります。

iPhoneをいちいち出さなくても内容を確認できるメリットのあるApple Watchを身につけたばかりに通知内容が気になって結局iPhoneを取りだすという一見矛盾したようにも思えるこの行為に深い人生の意味を照らし合わせる事で、「ムダこそ人生のスパイス」と前向きに考える事ができるようになるのです。

 

④操作性が導く新しい発見!

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Apple Watchの側面にはくるくる回す事ができるデジタルクラウンと呼ばれるリューズとサイドボタンという薄っぺらいボタンが付いています。

感覚的にうすっぺらいサイドボタンの方がiPhoneでいうホームボタンかと思いきや、逆!リューズのでっかいボタンを押すとホームに戻る仕組みです。

薄っぺらいサイドボタンは設定している友達などの連絡先に素早くメールや電話ができるそうです。はい。出来るそうです。できるそうです。

実際にできるのか?やった事が無いのでわかりません。だって全く役に立ちそうにありません。

アプリを呼びだす時には大きなデジタルクラウンを押すのですが、しっかりと押す為にはApple Watchのボタンが無い反対のサイドを抑えなければなりません。

左腕にApple Watchを付けている場合、デジタルクラウンを押すのは右手。

片手で両サイドを抑えようとすると手が斜めになりApple Watchに毎回変な斜めの力が加わってしまいとにかく押しにくい。

いっそ上と下にボタンを付けてくれた方がどれだけやりやすい事か。

このように小さなストレスを一日に何度も繰り返す事によりストレスへの耐性を徐々に身につけ、これまでの自分とは違う、新たなタフな一面がグングンと伸びてくるのです。我々現代人に不足しがちな忍耐力の育成にもピッタリ!

なんて素晴らしいApple Watch!

 

⑤充実のアプリ!

なんと言っても便利なアプリが充実しているApple Watch!

様々なアプリのなかでも頻度高く使うのがニュース系のアプリ。

ほんのちょっとした待ち時間などに現在の主要なニュースを斜め読みする事ができます。コチラがyahooニュースアプリのスクリーンショット

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このように主要ニュースのタイトルを確認できるのがとても便利!しかも詳細は見られない上に時間がかかるけど。

そう。時間がかかるのです。

アプリを立ち上げてニュースのタイトルが表示されるまでの時間が長い為、「あれ?この時間あればポケットからiPhone出してより詳しくニュース見られるんじゃね?」という煩悩が必ずわいてきます。

社会人ともなればタイムマネジメントも重要な仕事の一つ。

Apple Watchはこのようにあえて数秒の無駄を生み出し、「無駄に気付かせる」事で時間の大切さを教えてくれているのです。

iPhoneを出すのが面倒で電卓のアプリを入れてみましたが、やはりこれも時間がかかる。時間がかかるので気がつくと暗算力が鍛えられたのでした!ね!すごいアプリでしょ?

今のところ数あるアプリの中で唯一役に立ってるアプリはポモドーロのアプリだけです(最後に紹介コレはホントに)。まだ、これから素敵なアプリが出てくるのかもしれない!と希望を持つ事が出来るのもApple Watchの良いところだね!

 

というわけで!特にオススメなのは

①忍耐力を身につけたい人

②時間のありがたみを肌身に感じたい人。

③無駄使いをして後悔する事に生きがいを感じる人

この3つの内のどれか一つでも当てはまる方は、絶対にApple Watchがオススメです!

本当はもっとApple Watchの魅力が沢山有るのですがココには書ききれません。

中にはApple Watchを悪く言う人がいますがそれは使い方の問題に過ぎません。良い道具を使うにはアイデアや工夫が要求されるものなのです。

 

さいごに

テクノを作る時に唯一役立っているのがこのアプリ。

 Be Focusedというアプリです。

Be Focused Pro - 仕事および勉強用の Focus Timer

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  • Denys Yevenko
  • 仕事効率化
  • ¥240

 

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 このアプリは時間管理のアプリで「ポモドーロテクニック」という高い集中力を維持して物事に取り組む為の仕組みを簡単に使う事ができるアプリです。

簡単にいうと25分物事に取り組んで5分休む・・、の繰り返しなのですがやってみると本当に集中力が高まった状態が維持できる事に気が付きます。

簡単なタイマーがあれば出来るのですが、Apple Watchで時間をお知らせしてくれるのでiPhoneに触らずとても良いです!

iPhoneに触ってしまうとニュースとかツイッターとか見ちゃって作業の妨げになってしまう事がありますが。これだけは(本当に!唯一)とても使えるアプリなのです!

 

今後も新型のApple Watchが登場していくのでしょうが、値段に相応であるのか?自分の用途にあっているのか?無くて困る事は無いのか?を明確にしておかなければ購入した後に絶対に後悔することになりますよ。

 

そう。僕みたいにね!