DJWarpの音楽の旅

テクノやDTM,DJ,Apple Musicなど音楽のアウトプット

クラブで人がガラーンって居なくなる現象の話

テクノー!

テクノ聴いてますか?

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今日は前々から気になっていた事について少し考えてみました。

 

クラブでのイベント時にある程度の人が入っていたフロアから何故だか人がパラパラと出て行っていつの間にかガラーンとなってしまう現象があります。

都会の大人数が入る大箱では無いのかも知れませんが、地方の小箱ではそもそもフロアに沢山の人がパンパンに入ってない事の方が多く、この現象は珍しくありません。

この後この現象を説明する為に、仮に「ガラーン現象」と名付けて説明をしていきます。(ネーミングがダサい!自覚あり!)

DJのプレイがショボかったからガラーン現象が起きてフロアがガラーンとなったという理由であれば分かりやすくて良いのですが、全てがそういう訳でもなく、何故か人が居なくなるタイミングがありガラーン現象が起こる事があります。

例えばたまたま女の子の4人グループがお酒を買いに出て行って、同じタイミングで2人ほど出て行って、そこからパラパラと減り続け、いつの間にかフロアにいた人が一気に減っちゃってガラーン…となる

こんな経験はありませんか?

私は結構目にします。

自分がDJしている時にガラーン現象が起こると「ぇぇぇ!?ちょっと待ってよ…どこ行っちゃうの〜?」ってなります。あれ?選曲が空気に合わなかったのか?フロアの空気を読み間違えたのか?など色々と考えてしまいますし、反省の材料にもなります。

しかし、よくよく観察していると、周りのDJや更にはゲストDJとして呼ばれているメインDJでさえもこの様なガラーン現象が起こっているのです。

 

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理由は色々とありそうです。

私の考えたガラーンの理由

①DJが良くない

当然DJが良くないと面白くありません。

お客さんの反応を無視してトンデモない方向に流れていくプレイをするとお客さんは楽しくなくなってフロアから去っていくでしょう。

コレが最もらしく思える理由ですが、私が思うに決して悪いプレイだけがガラーン現象が起こる訳ではありません。

ただし良い、良くないという判断は人によって受け止め方が違うので私には良くてもフロアから去った人には良くなかった事がある事も当然あるでしょうし、純粋に本当にプレイが悪くてフロアから人がいなくなる事もあります。

②集団心理が影響

フロアで踊っていて、周りに人が居なくなると何となく不安な気持ちになったり、楽しくなくなる事がある事は容易に想像できます。

ある集団の中で多くの人が支持する事にそうでない人が心理的に引っ張られる形で同調してしまう、「同調現象」と呼ばれる集団心理の効果があります。

フロアで沢山の人が踊っていれば、例えば普段クラブに来ない人も同調現象で周りの人につられて踊りやすくなりますが、逆にフロアから人が減っていくと、フロアから出て行くという行動に同調してしまいフロアがガラガラになるという事です。

これは心当たりがある事が多いのではないでしょうか?

  

③人の流れ

人によって踊ったり休んだりするペースが違うので、タイミングによってたまたまフロアから人が居なくなる事があります。

たまたまフロアから出ていくタイミングが一致した為人が減って、更に同調現象により人が減っていくという事が起こり得ると思います。

 

AからGさんまで一定の間隔でフロアとバーカンやラウンジと行ったり来たりするパターンがあったとすると、この表のように人が厚くなる時間と薄くなる時間が発生します。もちろんこの表は現実的ではありませんが、人の流れのタイミングによって増えたり減ったりするのは充分起こり得る話です。

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④雰囲気

大雑把ですが、①〜③の影響も含んだ雰囲気の影響が濃厚な気もします。

ガヤガヤした居酒屋で飲むお酒とシーンとした居酒屋で飲むお酒は前者の方が楽しく飲めますもんね。フロアに人が少ないと、人が多いバーカウンターやラウンジに逃げ込みたくなる気持ちもよくわかります。

またDJだけでなく音響面でも居心地が悪いと長居出来ない人が多くなる傾向があり、DJの音楽や音量、音質などで「楽しくない」という雰囲気になってしまっている可能性もあります。またデコレーションとか照明とかVJとか非日常を味わえる空間があると雰囲気が出ますが、それらのいずれかが欠けたり過度であったりすると雰囲気が壊れてしまいます。

 

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対処方

DJの視点からだとこのガラーン現象の状況はかなり寂しくて不安になるかもしれませんが、ここでフロアに人を戻そうとして皆が知ってるヒット曲をプレイしたり、アッパーでアゲアゲな曲をプレイしてしまうとお客さんとの温度差がドンドンと広がってしまうのでここは我慢するしかありません。お客さんがフロアに戻って来やすい雰囲気を作る事を念頭にプレイすることが大切です。

どんな状況でも腐らずに数少ない残りのお客さんをターゲットにしてしっかりとプレイを見せるのか、はたまた自分自身を楽しませる事ができるようなプレイをするのか?誰のためにDJをしているのかを忘れずにしっかり楽しんでプレイする事が大切です。

フロアに人が少なくても、ラウンジやバーカウンターについてるスピーカーでちゃんとプレイを聴いてくれている人もいるでしょうし。

 

オーガナイザーからの視点

パーティーを主催する立場であれば、フロアの人数は気にかけておくべきです。集団心理によって次々とフロアの人が減ってしまわないようにスタッフや空いているDJさんに協力してもらってある程度フロアで踊ってる人がいる状況を作ってあげないと、せっかくクラブに来てくれたお客さんをフロアにキープできないかもしれません。

フロアでお客さんが楽しめるように音量や照明、デコレーションでの雰囲気作りにも気を遣ってフロアの居心地を良くする工夫をしているオーガナイザーさんのパーティーはいつもイイ感じのキープ力を見せているように思います。

 

つまり

ガラーン現象は時間帯により普通に起こる現象だと割り切って、慌てずにしっかりとプレイする。またオーガナイザーさん等と協力する事でガラーン現象の影響を最小限に抑える。

 

とはいえ、とはいえ!

やはりフロアをコントロールできるのはDJであり、本当に素晴らしいDJはガッチリとフロアのお客さんをキープしてプレイする事が出来るのも事実です。本当に素晴らしいDJのプレイだとドリンクを買いに行くのも惜しいくらいフロアから離れたくない!って気持ちになったことも何度もあります。

理想を言えば、しっかりとイベントの準備や各地、集客を行い、各時間帯のDJが自分の役割を果たして最高のパフォーマンスをする事でガラーン現象は予防できるとも言えるかもしれません。

それに、そもそもガラーン現象が悪い事では無いのかもしれません。クラブでは皆んなとペチャクチャおしゃべりしたり、眠たくなってソファーで寝たり…とそれぞれの楽しみ方があります。フロアに人が居なくてもお客さんがイベントを楽しんだと感じればそれは成功したイベントと言えますよね。

 

結局、ガラーン現象って何なのか?私にはわかりませんが、クラブでよくあるよね!って話を少し色々考えてみたのでした(踊りながら)。

 

さぁ!クラブへ行ってガラーン現象が起きる謎を解明しよう!

起きない方がいいんだけどね・・。

耳は大切にって話。

もうまるで夏だよ。テクノ聴いてますかっ!?

 音楽を末永く、末ながーーーーーーく聴く為にも耳は大切にした方がいいぜ!って話。

 

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難聴になった・・

昨年の1月に突然左耳に違和感があって、明らかに聴力が落ちたように感じました。

しばらくほっといたら治るかな〜?なんてのんびり考えてたら、とある音楽家の方に耳は早めに病院に行かないと取り返しがつかなくなる…と助言を頂き、重い腰を上げ、耳鼻科に行って検査を受けた結果。

 

「低音障害型感音難聴」と診断されました。

 

えっ?。。難聴・・・?

医師より聴力検査をした結果が記された「オージオグラム」といわれる図表の様な物が印字された紙を見せられながら、左耳の低音部の聴力が大きく落ち込んでいると説明を受けました。

女性に多い難聴だそうで、耳が詰まったような感覚や耳鳴りがする事が多いそうです。私も耳が詰まって耳鳴りがしていました。

原因はストレスや生活習慣が主なものだそうです。ドクターに確認したところ大音量で音楽を聴いている事が原因ではない・・との事でした。ステロイド系の飲み薬などが処方され様子をみることになりました。

呆然となりました。

クラブミュージックを作ったり、テクノDJをしているのに、低音が聴こえない・・って、今までのように音楽が出来なくなるんじゃ・・思うと怖くて激しく落ち込んでしまい、帰りに一人カフェで2時間ほどボーっと窓にチラチラ流れる雪を見ながら暗い気持ちになったのを良く覚えています。

 

その後、検査を繰り返しながら漢方薬に変え、ドクターの言うとおりに運動量を増やしたり、睡眠をしっかり取るなど生活パターンを改めた結果、何とか問題のないレベルまで聴力が戻りました。

 

すぐに耳鼻科へ駆け込むべし!

内耳の神経は約2週間で回復が難しくなり、1カ月経つと回復が見込めない後遺症になる事が多いそうです。なので、

耳がおかしいと思ったら直ぐに!今すぐに耳鼻科に行ってください!

特に突発性難聴と言われる急に方耳の聴こえが悪くなる難聴では48時間以内に診察を受ける必要があるらしいので、とにかく大急ぎで耳鼻科を受診することをオススメします。

私がなった低音障害型感音難聴は早期治療を施す事で改善しやすいタイプの難聴と言われているそうですが、私は結果的に左耳には耳鳴りが残り、聴力もわずかに落ちました。。もう少し早く病院に駆け込んでおけばよかったのかな・・?と後悔をしない為にも仕事や学校を休んででも早めに受診をしましょう!

 

耳栓も活用

というわけで、難聴を抱えた後は、特に耳を気にして行動をするようになりました。

耳の限界を超える大音量で超時間音を聴き続けると内耳などにダメージを受けて「音響外傷」といわれる状態になっていしまいます。自然に治る事が多いそうですが、繰り返し音響外傷を受け続けると不可逆的な難聴となる可能性があります。

私はクラブでも音が大きいなぁと思ったら、耳栓を使っています。

耳栓といっても音が聴こえなくなるというより、聴こえる音を小さくしたり、特定の周波数をカットしたりするものです。

Amazonなどで、「ライブ用耳栓」で検索すると沢山出てきますので、興味のある方はひとつくらい持っていたほうがいいかもしれません。

私はこんなの使ってます。耳への負担が和らぐのと、音はしっかり聴こえるので耳栓をしても問題ありません。

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普段からイヤホンなどで大音量を継続的に聴き続けていると回復する間もなくどんどん音響外傷が拡大していく・・という事も多いようです。決してクラブやライブに行ったら必ず難聴になるという訳ではありません。恐れることなく、耳栓や耳の休息などを上手く活用しながら音楽ライフを楽しんで行きましょう。

 

 ストレスを無くす事がイイみたい

私の難聴の原因はストレスと不規則な生活のようでした。

そもそも突発性の難聴はハッキリした原因が突き止めてられておらず、原因はストレスや生活習慣などと言われていますがまだ未解明の部分も多いようです。

私はその頃、仕事でスタッフの一人が抜けた穴を補うべく奔走していた頃だったので、おそらくそのストレスと普段からの運動不足が原因だったのだろうと思います。

もともと仕事にストレスを感じない性格だと思っていたので、自分でもストレスが溜まっている自覚もなく特別に身体に前兆があった訳でもなかったので、難聴と診断された時はとても驚きました。

その後、色々と試しましたが、私が達した結論は「運動」と「お風呂」が最もストレスを軽減してくれるという事でした。もちろん人によって違うと思いますが、やはり肉体の状態は精神に大きな影響を与えるのは間違いないようです。

近所をお散歩したり軽い運動を日頃からするだけでなく、クラブで踊るのも私にとってはイイ運動で、運動と銘打ってクラブで踊ってました。大好きな音楽を聴きながらストレスを軽減できるのは一石二鳥でした。

そして何よりも「お風呂」ではお風呂用スピーカーで音楽を聴きながらのんびり過ごす事で最高にリラックスできました。

処方された薬を飲みつつストレスを減らす事を意識しているうちに聴力がだいぶ回復してきたのでそれ以来耳鼻科には行かなくなったのでした。

 

私の耳鳴りの対処方

しかし、一番の問題は「耳鳴り」でした。静かな環境になると左耳で「キーン」と耳鳴りが聴こえます。最初は気になって、民間療法も色々調べて「蜂の子」の粉を飲んだり色々試しましたがどれも効果が感じられず・・。

今のところ、対処法として私に最も効果があるのは・・「気にしない」事です。

左耳に注意を向けると耳鳴りが聴こえてしまいますが、別の事に集中したりしてると耳鳴りが聴こえない(気にならない)事に気が付いて、意識的に「気にしない」ように生活をしていたら、1年ほどでいつの間にか気にならないようになりました。今では耳鳴りが意識的に聴こえるのは寝る直前くらいです。

 「気にしない」事を実行するのは実はとても難しいですが、例えば、メガネをかけている人は、メガネのフチが視界にぼんやり入ってるハズですが、普段はそのフチに注意して気を取られる事はありません。耳鳴りも(当然程度にもよると思いますが)同じようなメガネのフチ程度の感覚にすれば気にならないのでは・・と思って耳に注意を向けないように意識むけ訓練をしてきました。今のところそのおかげで普段は全く気にならなくなりました。私の場合は耳鳴りの程度が小さかったから上手くいってるだけかもしれませんが、気にしすぎるとストレスになってしまい、余計に耳鳴りを気にしてしまう負のスパイラルに陥ってしまうので注意が必要です。

 

ライブなどの翌日に聴こえる「キーン」という耳鳴りはたいていは時間の経過とともに自然に治りますが、続けて耳に負担をかけないようにする事が大切なようです。治りが遅かったり違和感があれば耳鼻科に相談しましょう。

 

というわけで、特に音楽が大好きな人は耳を痛めると大変です!もし異変を感じたら耳鼻科へ即GO!普段から耳を労わったり、身体の調子を適度に整えて最高の音楽を楽しめるようにしよう!

高いオーディオ機材やケーブルにお金をかける人は良く見ますが耳を大切に何かしている人はあまり見たことがありません。年齢を重ねると聴くことができる周波数帯域は減衰していきます。耳栓等で耳に入る過音量をセーブしながら自分の耳は自分で守っていきましょう!

 

現在、私は普段は耳がおかしくなった事はすっかり頭から抜け落ちている位に気にならなくなりました。おかげで、大好きな音楽を作ったり、クラブで大音量で音を浴びて音楽ライフを最高に満喫出来ています。

やっぱり音楽は最高!耳は大切にしつつ音楽を楽しもう!

 

*このブログの内容は全て私の個人的な体験や意見であり、医学的な見地からのものではありません。 お困りの方は耳鼻科にご相談ください。

参考webサイト

耳鳴りを治す方法:耳鳴り大辞典

音響外傷 - Wikipedia

https://hochouki.senior-anshin.com/cont/sudden-deafness/

女性中心に増える低音障害型感音難聴の概要と改善方法 : 2つの視点を持つ人が書いている耳・補聴器ブログ

なぜ福岡ではミニマルテクノが熱いのか?

先月福岡に行って来ました!

福岡で作られているミニマルが世界で評価されているのをご存知でしょうか?

2年程前からFukuokan Minimal Houseというシリーズで福岡のミニマルがリリースされ続けており、最新作のVol.06ではビートポートのMinimal/Deep Tech リリースチャートで2位!という快挙を成し遂げています。

これまでのシリーズも全てビートポートチャートインしたり、ドイツの配信サイトのミニマルチャートで1位になったりとジワジワと福岡のミニマルが熱いんです。

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そこで、世界各国のレーベルから多くのリリースを行い、フクオカンミニマルの第一人者と言われるYuuki Horiさんとフクオカンミニマルの拠点とも言える福岡にあるDTM専門スタジオ"Fired UP STUDIO"のオーナーでテクノアーティストのUshishiさん、新進気鋭のフクオカンミニマルスタイルのテクノアーティスト、Radioflyer さんの三名にインタビューをしてきました!

Fukuokan Minimal 

Yuuki Hori

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こんにちは。
Yuuki Hori「こんにちは」


今日はフクオカンミニマルハウスの魅力についてお話をお伺いさせてください。

全シリーズ6作に共通する特徴とは何なのでしょうか?

Y「福岡のミニマルに限ったわけでは無いとは思いますが、僕が意識しているのはベースとリズム主体でDJユースである事ですね」


作る時に何か意識している事はありますか?
Y「時間がたっても古く感じないような曲である事を意識しています。昔作った自分の曲を数年後に聴くと古く感じる事がありましたが例えばRichie Hawtinの名曲のようにシンプルに削ぎ落された曲は時代を超えても聴き続ける事が出来ます。自分が作る曲も後から振り返って古く聴こえないような音楽にしたいと思って突き詰めて行くと自然とミニマルに行きついてきました。極力コード感やメロディーを排除してシンプルでありつつ超時間聴き続ける事ができる曲を意識しています」

 

ミニマルテクノは全国でも楽しまれていると思いますが何故福岡では特に盛り上がっているのでしょうか?
Y「もちろん福岡にはミニマルだけでなくハードなテクノや様々な種類の音楽シーンがあります。東京に比べ街がコンパクトな分、様々な音楽を寛容に受け入れる文化が根付いておりDJも特にミニマルといったジャンルを意識せずに自然とプレイの流れの中でミニマルやハードテクノ、DEEP HOUSEなど幅広く選曲している事が多いですね。ミニマルをプレイするDJが特に飛びぬけて多いというわけではないと思いますが、やはり福岡の寛容なシーンがミニマルを受け入れている部分があるのかもしれません」


なるほど、そういったクラブシーンの土台が、福岡のテクノのクリエーターに影響を与えているのでしょうか?
Y「影響を受けている部分はあると思います。僕も自分で作った曲をクラブイベントでプレイして反応を見て曲を調整し直したりと現場での感触を曲にフィードバックさせています。また福岡にはレーベルメイトのUshishiさんや、Radioflyerさん、LunabassStudioさん,Hisaedaさんのほか楽曲制作だけでなくイベントを精力的に行っているTomoyaさんなど刺激になる方がいらっしゃいますので直接的ではないにしろ、クリエーター同士の交流や福岡のシーンがアウトプットに繋がっていく部分は多いと思います」


Fukuokan Minimal Houseにとって、このスタジオ「Fired UP STUDIO」の影響は大きいですか?
Y「そうですね、最高の音で音を出せるので僕もライブ前やリリース音源のチェックでこのスタジオを使っています特に低音までハッキリと音の確認ができるので重宝しています。オーナーがレーベルメイトのUshishiさんで彼自身もミニマルを制作されているので刺激にもなります」

 

続いて福岡でDTM専用スタジオ「Fired UP STUDIO」を経営しているUshishiさんにお話を伺いました。

 

Ushishi

 

Ushishiさんにとってフクオカンミニマルとはどんな音楽なのですか?

Ushishi「僕にとってフクオカンミニマルとは音数の少ないミニマルだけど、どのトラックを聴いてもフクオカンミニマル独特のグルーヴが感じられるトラックですね。」


フクオカンミニマルの独特のグルーヴとは?

U「グルーヴを言葉で説明するのは難しいですが、、共通するのは余分な展開が無く、シンプルかつ踊れるトラックである点ですね。自分のトラック制作においてもハットとキックだけで踊れるグルーヴを作るよう心がけております」

確かに数曲聴くだけで共通のグルーヴ感がある事はわかりますね。

Fired UP STUDIOがフクオカンミニマルに与えて来た影響もあるようですがいかがですか?

「影響が特に及んでいるような実感はないですが、皆で集まってミニマルを聴いたり、制作談義をしている事が何かしら影響しているのかもしれません。フクオカンミニマルと言えばFired UP STUDIOと言ってくれるようになると、スタジオやってる甲斐がありますね」

 

DTM専用のスタジオって珍しいと思いますが、最初にDTMに特化したスタジオを作ろうと思ったのは何故ですか?
U「自分が使いたかったからです。自宅ではいい感じに聴こえても、クラブのフロアで聴くと物足りないというのがあったので、バンドのリハスタみたいな感じで、気軽に借りれて大音量で制作のできるスタジオがあればいいなと思っていました。でも現実には無いので自分で作っちゃった感じですね。」

 

無いから作った!?夢のスタジオですね!
スタジオの特徴を教えてください。

U「真空管コンプ等のアウトボードをありますので、トラックにプラグインとは違う色を付けることが出来ます。クラブのフロア並の音量で制作をしたい方やプラグインじゃなくて実機のシンセやアウトボードを使いたい方に使って欲しいですね。また、一般のDTMをする方の自宅では、なかなか手が回らないルームアコースティックにも力をいれております。オーラルソニックという調音材を前後左右に設置しているので、余分な音の反響がない環境で制作できます。」

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本当に素晴らしい音でモニターできるので、私も聴き入ってしまいました。多くの方に使って頂きたいですね!
今後、定期的にワークショップを開催していく予定との事ですが、フクオカンミニマルの内容に踏み込んだ物も開催されますか?
U「ワークショップの内容はテクノ、ハウスに特化したものにしていく予定なので、当然フクオカンミニマルの内容に踏み込んだものもやる予定です。」

テクノやハウスなどの制作を目指す人には注目の内容ですね!それがまた新たなクリエイターを生むサイクルになるといいですね!

(スタジオの詳細や機材リストはこちらから↓)

firedup-studio.com

 

最後に先日リリースした初EPがビートポートのミニマル/ディープテックチャートで7位!と勢いに乗るRadioflyerさんにお話を伺いました。

Radioflyer

初めてリリースしたEPがいきなりビートポートの特集に組み込まれたり、
ミニマルチャート7位!にチャートインされましたね、おめでとうございます。
かなり反響が高いですが手ごたえはありましたか?
Radiofler「手応えは…全くありません。でもレーベルメイトから祝福されたり接点は増えました。beatportの特集やチャートインは本当に驚きましたが素直に嬉しかったです。」

www.beatport.com

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Radioflyerさんとフクオカンミニマルハウスの接点はいつから、どのように始まったのですか?
R「Fukuokan Minimal House Vol.3から参加させていただいています。
Vol.1,Vol.2とリスナーとして聴いていました。思い切ってレーベルのA&Rにデモを聴いていただいてキャリアが開始出来たので感謝しています。」

 

RadioflyerさんのUnknownシリーズは僕もDJする時によくプレイしていますよ!Radioflyerさんにとってフクオカンミニマルとは?

R「キャリアのスタートで自分の音楽の全てです!毎回曲名が思いつかないのでUnknownシリーズでごまかしています(笑)」

 

ご自身のトラックは周りの福岡の環境やアーティストから影響うけている部分はありますか?

R「福岡にはたくさんのトラックメーカーやDJがいます。残念ながら直接的な関わりは多くはないですがリリース曲やイベントでたくさんの刺激をもらっています。」

 福岡のどのような所が好きですか?

R「適度に都会で適度に田舎です。海も山もあってご飯は安くて美味しいです。

空港のアクセスも良くて本当に良いところです。」

福岡本当に良い所ですよね、Fired UP STUDIOのようなスタジオがあるのも羨ましいです

R「そうですね!Fired UP STUDIOはFukuokan Minimal Houseの秘密基地です。今後はセッションの場やワークショップで広がりを期待しています。」

ありがとうございました!

 

 3人のお話しをお伺いするとFierd Up Studioが拠点となってミニマルが盛んになっているようですね。

福岡にはテクノ黎明期の1993年にSyzigy Records というレーベルが創設され世界に向けオリジナリティー溢れるテクノが発信されていた歴史があります。再び福岡から世界に向けテクノが発信されているのは往年のテクノファンに取っても興味深い事だと思います。

この晩に福岡のクラブをハシゴしましたが、それぞれのイベントでは深いテクノやバードなテクノ等幅広いテクノがプレイされていました。

 

福岡でミニマルテクノが熱いのは、ミニマル好きのオーナー経営のスタジオを拠点にアーティストが活躍しているからだった!

そして、福岡ではミニマルテクノだけでなく幅広いテクノが愛されているのでした!

地方から攻めるテクノのヒントを感じる旅だったのでした。(そして福岡のラーメンは本当においしくて最高でした☆)

 

ストイックで少ない音数、質感のあるハットやパーカションがひたすら繰り返されつつ独特のグルーヴ感を作りあげ、ジワジワと脳内で反芻していくようなミニマルトラックがフクオカンミニマルの特徴です。

iTunesのリンクはコチラ。

Fukuokan Minimal House, Vol. 6 - Single

Fukuokan Minimal House, Vol. 6 - Single

  • Yuuki Hori, Radioflyer & Takashi Watanabe
  • テクノ
  • ¥600

 ビートポートはこのレーベルのシリーズです。

www.beatport.com

 

そして7月7日にはFukuokan Minimal House.Vol07がリリース予定です。

コチラで試聴できます。

www.elektraxmusic.com

 

東京だけが日本の音楽シーンではない。

地方のシーンは規模は小さいかもしれないけど、其処に関わる人の熱さや温かさは地方であろうが都市であろうが変わりません。地方だからって事を言い訳なんかにせず、がんばろーぜ!

今夜も地元のDJが世界中から掘って選び抜いた音楽が流れてるハズだ。

さぁクラブへ行こう!