DJWarpの音楽の旅

テクノ中心にDJ,DTM,プラグインなど音楽のアウトプット

ヘッドホン!MDR-1Aレビュー!

ヘッドホンを買いました!

じゃーん!

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SONYのMDR-1Aを買いました!

再生周波数帯域は3Hz~100kHzという!!

最近オーディオ業界を潤しているハイレゾ対応を謳ったヘッドホンです。

 

早速開封すべく箱を見ると箱の上部にフックにかける用のプラスチックがあって、

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箱を開ける為にコノ部分をグイグイ引っ張る事2分・・取れねぇ!!

開けられないやんか!って箱を振ったら・・

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スゥ~

 

なんだよ!横にスライドするだけで開いたのかよ!!少し破いたし!!

というわけで開封

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赤いラインが素敵!!

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キャリングポーチとケーブルが2種類付属。

ケーブルはマイク付きと普通のケーブル。iPhoneなどで使うならマイク付きが便利なのかもだけど、ノイズとか入ったらイヤなので迷わず普通のケーブルを選択。

1.2mなのでヘッドホンの中ではとても短いです。SONYが別売りで長いケーブル売ってます。外で使うにはたぶん携帯に挿す丁度いい長さなのでしょうが、ヘッドホンで音楽聴きながらPCの前で寝落ちする僕には短くてすこし不安です。

ヘッドホン側のミニプラグ刺すところが深くて特殊なので、リケーブルは専用品か、プラグの長さが合うものでないといけないので要注意を!

もちろん、普通に延長コードを繋げれば長くはできます。

 

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早速装着!

とても良い付け心地で長くつけてても疲れなさそう!

イヤーパッドがふわっふわで気持イイ☆

 

いままでゼンハイザーのHD25使ってましたが、ふわふわ度が違います。

メガネかけてるけど、今のところ痛くない!

クラプトンやドナルド・フェイゲン宇多田ヒカル、ノラジョーンズ等POPsからひととおり聴きました、うん。

イイね!

とてもクリアで特に今までのヘッドホンより女性Voが艶やかに聴こえたので、どの辺の周波数が以前より聴こえてるのか?と思って、Ableton Liveに取り込んでFabFilterのPro-Q2でグリグリ。

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このEQの良いところは指定した帯域の音だけをボタン一つで聴く事ができる事です。

以前のヘッドホンより聴こえてるポイントを探ってみました(完全に感覚の世界)

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色々聴き比べたりした結果、以前のヘッドホンに比べ8kHz~など高音がしっかりと聴こえていて、クリアに音の奥行き等が感じ取れるように思いました。

試しに自分の耳がどこまで聴こえるかをこのローカットEQで試してみたことろ、約17.5kHz前後が限界でした。ちなみに若い人でも20kHzが限界です。

年をとると耳がドンドン劣化して高音が特に聴こえなくなってしまいます。いつまでも音楽を楽しむためにも音量などには気をつけて、耳年齢を長持ちさせたいものです。

このヘッドホンの再生周波数帯域は100kHzまでなので、全然スペックを享受できてませんが、高級車が普段絶対に出さない速度まで出せるのと同じ。人間のロマンですね。

犬(50kHz前後まで聞えるといわれている)や猫(100kHz程度まで)などペットに高周波を聴かせるにもピッタリのヘッドホンでもあります!(負け惜しみ)

 

普通のレビューはアマゾンや価格.comにいくらでも載ってるので、僕は4つ打ち、特にテクノを聴いた感想を。

 

MDR-1Aは低音が出すぎる・・というレビューもありますが、テクノを聴くには心地よくて特にブーミーでもなんでもありません。低音が出る!って先入観もあって聴いたので逆に拍子ぬけで、フラットに近い印象です。

20Hzあたりを再生してみると、ほとんど振動みたいなうねりがしっかりとレベルが落ちずに聴こえてます。前のヘッドホンでは20Hz近くなるとレベルが落ちて聴きとれなくなってたので、僕は低音が持ち上がってるというよりは、聴こえる低音が増えたという印象です。

低音もしっかりと確認できつつ、上モノの音の分離も良いのでリスニングの他制作にも使っていくことになりそう。

余裕のある低音の鳴りと耳の痛くならない高域のバランスがとても良いです。

音の良いテクノとそうでないテクノの違いがハッキリとわかるので、ある意味恐怖ですね。音数が多いとミックスダウンが難しくなるので、このヘッドホンを使って研究を重ねバランスを見つけて行きたいと思います☆

 

聴いてるテクノの中に16kHz以上がストンと落ちたこんなものを発見!

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 こんな風に16kHz以上が落ちてます。ずっと。

ノイズの乗ったミニマルで全然違和感を感じていなかったのでビックリ!

かといって、高音が足りないような事も全く感じず、むしろカッコよく聞えます。

どうせ聴こえないしって潔く切ってるんでしょう。結局音楽のカッコよさと良い音(聴こえる帯域って切り口において)では別なんだなぁって話しですが、両方良ければ更に良しって感じですかね!

しばらくこのスペクトルアナライザーで帯域をみたりEQで部分の音を確認したりするだけで楽しくて時間があっというまに過ぎそうです♪

 

ちなみに僕はDJ用としてはこのヘッドホンは使いません。

僕はクラブでのDJ用のヘッドホンは低音がスカスカくらいでちょうど良いと思っています。その理由はいずれまたそのうち。

 

そういえば、このPro-Q2を使ってて思い出しましたが、昔あるクラブでQ'heyさんのサウンドチェックに立ち会ったときにQ'heyさんが「○kHzあたりが少しキツイからおさえて・・」みたいな会話をPAさんとしていました。

良く「ハイ」がキツイとか「低音」が少ないとかいう会話はDJの間でも聞きますが、Q'heyさんのように具体的な周波数を言えるのは、制作もしているDJの強みです。

より良い音でプレイする為にはDJの方もこのようなツールを使って普段から周波数の特性を知っておく事で、PAさんやクラブとの調整がより細かくできるようになると思います。

 

このFabFilterのPro-Q2日本代理店のページはコチラ。

www.dirigent.jp

 

あれ?ヘッドホンの話のつもりが少し横にそれましたが、満足してます☆買いですな!

良く低音を強調したXBassみたいなヘッドホンがありますが、あれが苦手な人にもピッタリ。特に打ち込みの低音はナチュラルに必要量がしっかり聞えます。

生のウッドベースは録音に左右されますが、多少ボンボン聴こえるものも有り。

ボーカルは透き通るように聞えます。ハイトーンのボーカルや女性ボーカルには特に強み。心配してる方、ボーカルの低音は別段バランス崩れる程持ち上がりません。アカペラトラックでも確認済み。

録音の古いヘビーメタルは聴くに堪えられませんでしたが、近年の女性Voの北欧メタルは壮大で綺麗に鳴りました。

打ち込みではサイケが気持ちいい!!!FX的な音や飛び交う上モノが結構立体的に浮かびます。シンプルなミニマルや音数の少ないハウスはよりアーティストの音作りを間近で感じられました。キックのアタックの部分の音抜けがいいので、キックの素材感やEQなどの処理に想いを馳せる事ができます。

ん?キックに想いを馳せる?ってなんかおかしい気もするけど、テクノ好きなら分かるはずや!

 

追記

2017.02.28

1年以上使った使用感と、別売りのケーブルを購入したので今更ながら追記します。

 

購入して1年以上経ちましたが、特に不満もなく使ってました。低音がボンボンうるさいというレビューを良く見かけますが、最初は全然気にならない程度で「なーんだ、レビューは大袈裟やな!」と思ってましたか、エージングなのか、耳慣れして感覚が変わってきたのか低音の響きが確かに大きく聞こえる様になりました。

音楽のジャンルによりブーミーに聞こえたりするのかもしれませんが、僕はテクノやダンスミュージックを聴くので充分な低音には満足しています。X-BASSシリーズの様に誇張されたわけでも無く、良くチューニングされた低音の気持ちいいクラブで聴くような余裕のある低音の響きなので長く聴いていても疲れません。

 

MUC-S12SM1レビュー!

 

特に不満がある訳ではありませんでしたが、前から気になってて、ヨドバシに寄った時に見かけたので、リケーブルで音が変わるのか?興味を持って買ってみました。

MUC-S12SM1 1.2メートルのケーブルです。MDR -1Aは端子の長さが特殊な為、一般的なミニジャックの端子ではリケーブル出来ないという、SONYの戦略なのか?何とも不便な仕様なのです。なので、仕方なく純正のケーブルを買いました。。

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早速聴き比べ♪

確かに音が変わりました!!

物凄く劇的に!という訳ではありませんが、低音の量が少し減って中高域の輝きが増した感じです。テクノだとキックの胴鳴りが少しだけ減って痩せた印象です。レビューで低音が締まったとかってコメントを見ましたが、締まったというより、中高域の解像度が上がってトレードオフとして低音が減ってるような印象でした。

テクノでは元々電子音ばかりで中高域のダイナミクスがある音楽では無いので、中高域の解像度が上がっても特に大きな恩恵は無し。うーん、これで5000円ちょいか〜と思いました。

しかし、ボーカルの入ったポップスなどで聴き比べると、ボーカル艶やかさに明らかな差が!

一枚ベールが脱ぎ取られた様な差がありました。海苔波形と言われる様なガチガチの音圧勝負の音楽よりは、空気感のある様なアコースティックな音楽だと余計に差が出やすいので、ボーカルが入った普通の音楽を聴く人にはオススメのケーブルです。クラブミュージックしか聴かない人には1000円分くらいの恩恵しかありません。ハイレゾは聴いてませんが、ボーカル入りの曲を聴いていてハイレゾ買ってる様な人なら8000円分くらいの恩恵はあるのではないでしょう。

でも、変化の量はケーブルなのであまり過度に期待しない方が良いです。ヘッドホンが変わった程のインパクトはありません。でも、音はちゃんと変わります。