DJWarpの音楽の旅

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クラブで人がガラーンって居なくなる現象の話

テクノー!

テクノ聴いてますか?

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今日は前々から気になっていた事について少し考えてみました。

 

クラブでのイベント時にある程度の人が入っていたフロアから何故だか人がパラパラと出て行っていつの間にかガラーンとなってしまう現象があります。

都会の大人数が入る大箱では無いのかも知れませんが、地方の小箱ではそもそもフロアに沢山の人がパンパンに入ってない事の方が多く、この現象は珍しくありません。

この後この現象を説明する為に、仮に「ガラーン現象」と名付けて説明をしていきます。(ネーミングがダサい!自覚あり!)

DJのプレイがショボかったからガラーン現象が起きてフロアがガラーンとなったという理由であれば分かりやすくて良いのですが、全てがそういう訳でもなく、何故か人が居なくなるタイミングがありガラーン現象が起こる事があります。

例えばたまたま女の子の4人グループがお酒を買いに出て行って、同じタイミングで2人ほど出て行って、そこからパラパラと減り続け、いつの間にかフロアにいた人が一気に減っちゃってガラーン…となる

こんな経験はありませんか?

私は結構目にします。

自分がDJしている時にガラーン現象が起こると「ぇぇぇ!?ちょっと待ってよ…どこ行っちゃうの〜?」ってなります。あれ?選曲が空気に合わなかったのか?フロアの空気を読み間違えたのか?など色々と考えてしまいますし、反省の材料にもなります。

しかし、よくよく観察していると、周りのDJや更にはゲストDJとして呼ばれているメインDJでさえもこの様なガラーン現象が起こっているのです。

 

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理由は色々とありそうです。

私の考えたガラーンの理由

①DJが良くない

当然DJが良くないと面白くありません。

お客さんの反応を無視してトンデモない方向に流れていくプレイをするとお客さんは楽しくなくなってフロアから去っていくでしょう。

コレが最もらしく思える理由ですが、私が思うに決して悪いプレイだけがガラーン現象が起こる訳ではありません。

ただし良い、良くないという判断は人によって受け止め方が違うので私には良くてもフロアから去った人には良くなかった事がある事も当然あるでしょうし、純粋に本当にプレイが悪くてフロアから人がいなくなる事もあります。

②集団心理が影響

フロアで踊っていて、周りに人が居なくなると何となく不安な気持ちになったり、楽しくなくなる事がある事は容易に想像できます。

ある集団の中で多くの人が支持する事にそうでない人が心理的に引っ張られる形で同調してしまう、「同調現象」と呼ばれる集団心理の効果があります。

フロアで沢山の人が踊っていれば、例えば普段クラブに来ない人も同調現象で周りの人につられて踊りやすくなりますが、逆にフロアから人が減っていくと、フロアから出て行くという行動に同調してしまいフロアがガラガラになるという事です。

これは心当たりがある事が多いのではないでしょうか?

  

③人の流れ

人によって踊ったり休んだりするペースが違うので、タイミングによってたまたまフロアから人が居なくなる事があります。

たまたまフロアから出ていくタイミングが一致した為人が減って、更に同調現象により人が減っていくという事が起こり得ると思います。

 

AからGさんまで一定の間隔でフロアとバーカンやラウンジと行ったり来たりするパターンがあったとすると、この表のように人が厚くなる時間と薄くなる時間が発生します。もちろんこの表は現実的ではありませんが、人の流れのタイミングによって増えたり減ったりするのは充分起こり得る話です。

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④雰囲気

大雑把ですが、①〜③の影響も含んだ雰囲気の影響が濃厚な気もします。

ガヤガヤした居酒屋で飲むお酒とシーンとした居酒屋で飲むお酒は前者の方が楽しく飲めますもんね。フロアに人が少ないと、人が多いバーカウンターやラウンジに逃げ込みたくなる気持ちもよくわかります。

またDJだけでなく音響面でも居心地が悪いと長居出来ない人が多くなる傾向があり、DJの音楽や音量、音質などで「楽しくない」という雰囲気になってしまっている可能性もあります。またデコレーションとか照明とかVJとか非日常を味わえる空間があると雰囲気が出ますが、それらのいずれかが欠けたり過度であったりすると雰囲気が壊れてしまいます。

 

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対処方

DJの視点からだとこのガラーン現象の状況はかなり寂しくて不安になるかもしれませんが、ここでフロアに人を戻そうとして皆が知ってるヒット曲をプレイしたり、アッパーでアゲアゲな曲をプレイしてしまうとお客さんとの温度差がドンドンと広がってしまうのでここは我慢するしかありません。お客さんがフロアに戻って来やすい雰囲気を作る事を念頭にプレイすることが大切です。

どんな状況でも腐らずに数少ない残りのお客さんをターゲットにしてしっかりとプレイを見せるのか、はたまた自分自身を楽しませる事ができるようなプレイをするのか?誰のためにDJをしているのかを忘れずにしっかり楽しんでプレイする事が大切です。

フロアに人が少なくても、ラウンジやバーカウンターについてるスピーカーでちゃんとプレイを聴いてくれている人もいるでしょうし。

 

オーガナイザーからの視点

パーティーを主催する立場であれば、フロアの人数は気にかけておくべきです。集団心理によって次々とフロアの人が減ってしまわないようにスタッフや空いているDJさんに協力してもらってある程度フロアで踊ってる人がいる状況を作ってあげないと、せっかくクラブに来てくれたお客さんをフロアにキープできないかもしれません。

フロアでお客さんが楽しめるように音量や照明、デコレーションでの雰囲気作りにも気を遣ってフロアの居心地を良くする工夫をしているオーガナイザーさんのパーティーはいつもイイ感じのキープ力を見せているように思います。

 

つまり

ガラーン現象は時間帯により普通に起こる現象だと割り切って、慌てずにしっかりとプレイする。またオーガナイザーさん等と協力する事でガラーン現象の影響を最小限に抑える。

 

とはいえ、とはいえ!

やはりフロアをコントロールできるのはDJであり、本当に素晴らしいDJはガッチリとフロアのお客さんをキープしてプレイする事が出来るのも事実です。本当に素晴らしいDJのプレイだとドリンクを買いに行くのも惜しいくらいフロアから離れたくない!って気持ちになったことも何度もあります。

理想を言えば、しっかりとイベントの準備や各地、集客を行い、各時間帯のDJが自分の役割を果たして最高のパフォーマンスをする事でガラーン現象は予防できるとも言えるかもしれません。

それに、そもそもガラーン現象が悪い事では無いのかもしれません。クラブでは皆んなとペチャクチャおしゃべりしたり、眠たくなってソファーで寝たり…とそれぞれの楽しみ方があります。フロアに人が居なくてもお客さんがイベントを楽しんだと感じればそれは成功したイベントと言えますよね。

 

結局、ガラーン現象って何なのか?私にはわかりませんが、クラブでよくあるよね!って話を少し色々考えてみたのでした(踊りながら)。

 

さぁ!クラブへ行ってガラーン現象が起きる謎を解明しよう!

起きない方がいいんだけどね・・。